繰り上げ返済ちょっと待って!最後の最後に注意して欲しい事がある

繰り上げ返済ちょっと待って!最後の最後に注意して欲しい事がある

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住宅ローン、カーローン。ローンと名のつく借金には利息が掛かり、お金が余分にあれば繰り上げ返済を行うことによって最終支払日を前倒しできるし、もしくは月々の支払額を減らせます。

夫婦間でじっくり話合あったて繰り上げ返済へと進むでしょう。今月お小遣いが余ったから!といって安易に繰り上げ返済する人は少数派じゃないでしょうか。

「お父さん!うちの3000万のローンを今500万繰り上げ返済すれば120万円も利息軽減よ!」こんな会話を想像できますが、ちょっと待ってください。

繰り上げ返済したらもう二度と手元にお金は戻りませんよ?

今の日本は超低金利時代。変動金利だと1%を切っている銀行ばっかりで、フラット35(35年固定版)でも2%を切るという異常具合。

今後景気が良くなって変動金利が上がっていった時の大事なお話をしたいと思います。

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銀行だって商売である

銀行さんだって行員が居て事務がいて派遣を雇っていて電気が掛かり、システムを構築する為にソフト外注し。と経費が山ほどかかっている上に銀行員の給料は高いときたものです。

そんな銀行さんの給料を賄うには当然お金が入ります。そのお金は銀行が預かった預金を運用するしかありません。住宅ローンだってその一部。

我々の利息分で経費が担われているのです。つまり彼らだって商売をしている訳で、情ではお金は増えません。こちらの記事にも詳しく書きましたとおり、住宅ローンを早く終わらせたいが為に繰り上げ返済をすると泣きをみる事も?

住宅ローン繰り上げ時に重要なタイミングと2つの注意点

2014/10/05 追記しました。 私がこのブログを立ち上げた理由は「ご挨拶とプロフィール」に簡単に書かせて…

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我が家の住宅ローンを例にしてみる

現在は住宅ローン控除期間中。残り5年で終了しますが、その時の残高は3600万円。ペアローンなので一人1800万円ですね。ローン控除終了持に一括返済など夢のまた夢。(ローン金利は現在0.775%)

そんな我が家は今後どんなお金の考え方をすれば良いのでしょうか?

答えは「インフレ時のリスクを抑える」です。

下の表は今後もし景気が上向きになってきた時、どのくらい月々の支払いが変動していくかをシュミレーションした内容。5年後の2020年〜2045年(払込終了)まで5年毎に0.25%づつ金利が上昇したケース。

最初の年に0.775%→1.0%へ推移します。

払込期間 年利 月々支払い(円) 残額(円)
2020/1
~2024/12
1.0% 135,674 36,000,000
2025/1
~2029/12
1.25% 138,989
(+3315)
29,501,120
2030/1
~2034/12
1.50% 142,212
(+3223)
22,917,003
2035/1
~2039/12
1.75% 143,891
(+1679)
15,838,034
2040/1
~2044/12
2.0% 147,057
(+3166)
8,396,737

見て分かる通り月々の支払いがたった0.25%上昇していくだけで増えていっています。これは怖いですね。毎月毎月の支払いを家計のどこからか捻出しないといけないのですから。

ここで重要な点があります。0.25%の金利上昇局面で、あなたの給料は上がっていくでしょうか?

それは誰にも分かりませんが、給料は上がらないと家計にかなり響いてくる。もし上がらなかった時、支払い増額分を緩和してくれるのが預金なのです。

繰り上げ返済をすることは全く問題がありませんが、いざお金が必要な局面が来た時に足りないからといっても、お金は借りれません。

また、先に繰り上げ返済をして減額していたとしても、将来のインフレを予想して貯蓄しておくのは非常に忍耐がいります。きっと減額して残ったお金も繰り上げ返済したい気持ちがどんどん湧いてくるでしょうし。

その心構えをした上で繰り上げ返済をして欲しいと思います。銀行も商売だとお話しましたが、ローンを払えなければ家は売却の方向へ。

金利上昇のインパクトがどれくらいあるか検証記事にしていますので是非読んでみてください。

変動金利の上昇に備える思考回路と対策方法を提示

今、日本は超低金利状態です。大手地銀も住宅ローン金利の引き下げ競争をしていますがネット銀行にはきっと太刀打ちで…

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住宅ローンの期間はとても長く今日明日を見るよりは、ずっとずっと遠い将来まで安心して返せるか?その部分も同時に見るべきだと銀行は教えてくれません。

お金を貸す側もリテラシーを伝える義務があると思うのですがいかがでしょうか?銀行がいくらビジネスだといえども払えなくなったらお互い傷つくだけ。いいことなんてありません。

メリット、デメリット両方あるけど運用という手段もある

住宅ローンの金利が低い時に無理に返済するよりも、その資金を投信や日本国債券に割り当て適度な利回りを得るという手もあります。

運用は上下にブレてマイナスになるケースがあるので難しいのですが、我が家だと低金利の間は投信で運用しようかと模索中。

つまりいつでもフレキシブルに使えるお金を手元にもっておくことは、とても大事な安心材料だということになります。

ただ一方で必要以上に持っていても運用しないのであれば、繰り上げ返済に回したほうが確実に将来支払うお金が減る。要はバランスが重要なのですね。

63歳母も理解できたインフレの恐怖と貯金の関係

昨日記事アップした「お金は汚いものだ!そう言い放つ母と真面目に話した」では色々なご反応ありがとうございました。…

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思ったほど考え方は難しくもない

私も最初に住宅ローンの事を勉強し始めた頃はちんかんぷん過ぎて、どこからスタートしていいのかさっぱり。特に変動金利と固定金利にどんな違いがあるのか?そのメリット、デメリットはなにか?

そんな事も全然分かりませんでした。住宅ローン控除期間が終了したら一括でどかっと返済しよう!そう決めていましたが、世の中がどんどん低金利に向かい、本当に繰り上げしちゃっていいのか?そう思うようになりました。

きっかけはそんな事でしたし、金利のことも「借金☓利率」を12で割って月換算する。そんな簡単な計算を暇つぶしにやっていたら色々しりたくなって今に至ります。

法的な部分はややこしいですが、一般的な事は自分の身を守る為にも興味を持って知る。という行動を取ると少し幸せになれますよ。

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