文字の時代だからこそ「気休めの言葉」が人を傷つけるのか?

文字の時代だからこそ「気休めの言葉」が人を傷つけるのか?

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学生時代から色々なバイトを経験しました。一般的なものから体力勝負なもの。営業やキャッチ。もう興味があること徹底的にやりました。その中でも特に記憶が残っているのが大学時代にバイトした「ふぐの料亭」

今現在、タクシー乗り場に様変わり。もう過去の建物を見ることはできません。

当時(今も?)、日本の和食調理現場は想像以上に上下関係が厳しく私がバイト風情で横着な態度取ろうものなら、本気で包丁振り上げます。いや振り上げられました。

厳しくもあり理不尽でもあった20年前の出来事ですが、バイト仲間は素晴らしかった。

毎日毎日夢や希望、仕事に女性関係の話など尽きることはありません。

そんな仲間との会話に強烈に印象が残っているのが「なんとかなるから、心配すんなよ!」と仲間が発した些細な言葉。

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今までやったバイトの種類

高校時代から数えるとかなりの種類になりそうですが

  1. 新聞配達(中学生〜高校途中)
  2. 居酒屋の調理、皿洗い(高校)
  3. 土木建築現場作業(高校)
  4. ふぐ料亭(大学)
  5. 引っ越し(大学)
  6. シャンデリア取り付け現場(大学)
  7. 完全歩合制の飛び込み回数券販売営業(社会人)
  8. キャバクラのボーイ(社会人)
  9. キャバクラキャッチ(社会人)
  10. クリーニング屋(社会人)
  11. テレアポ(社会人)
  12. 信販会社の未払い者へ督促する業務(社会人)

まだあるような気がしますが、思い出せない・・・。

今思えばジャンルは経験豊富ですね。12番の督促業務なんて15年以上前の新宿でのバイトですが、以下に少額でもいいから払わせるかを周りと競っていた思い出があります。

37歳男性の私が参加。30オトコの痛い行動TOP10+20歳当時

数日前のライブドアニュースに「30歳にもなってやっているとイタいことTOP10」と題してアンケート調査がありま…

starmetro.info

7番の飛び込み営業もきつかったなぁ。移動の交通費も自腹だし現場で地図見ながら一日300件くらい、延々と戸建ての家のチャイムを押してレストランの回数券を販売する作業。

時々、怖い職業の人の家に間違って行った時などチビリそうでしたよ(笑)

ふぐの料亭での出来事

大学生時代に時間も忘れて遊びにバイトに明け暮れた時期でした。板前さんから納得行かない難癖も多かった日々ですが、前述した通りバイト仲間との時間がその疲れを癒やしてくれました。

バイトの経験が1年を過ぎた頃でしょうか。

先輩が辞めることになり板前さんとダイレクトにやりとりをする部門を任されることとなりました。

「ふぐ料亭」のオーダの仕組みはこうです。

  1. バイトのウエイターがお客さんから料理のオーダを取る
  2. 私がオーダを受け取る
  3. 私が板前さんに調理を依頼する

板前さんは怖いし難癖つけるので、皆近づきたくありません。私がベルリンの壁役なのです。

私はウエイターから異動し、オーダ依頼する部門になってすぐ「ハゲる」かと思うほど人格否定をされ始めました。今思うと八つ当たりして気分を晴らしていたのでしょうね。

心の狭い人間達が多かった。(良心的な人も居て今でも繋がっている人も何人かいます)

そうなるとお分かりの通りバイトが終わる午前3時から中洲の街へ繰り出すわけです。その日のフラストレーションを晴らす為に。

飲み屋での会話

バイト仲間で午前まで働く組は板前さんに罵倒される人も多く、皆似たような心境でした。

ただ罵倒される理由が様々で、板前さん側から見ると「皿の置き方が気に食わない」「オーダの通し方が下手(声が小さい)」色々あります。

バイト仲間側からしても、確かにあの場面ではこちらがまずかったな。ということもありますので100%板前さん側に非があるという訳でもありません。

ところが責められた本人は毎度のことなので、今回も板前さん側に非があると思い込み怒りをぶちまけます。飲んでいるので段々エスカレートしてきて、いつのまにか感情論ばかりが先行。

私はお酒が意外と強いほうだったので酔いつつもある程度冷静に聞けていました。

そして誰かがこういったのです。

そんなに深く考える事じゃない。気にすんなよ

言われた当人は「深く考えるな?毎日のこの俺の気持ち理解できるのか?」と嫌な空気。

飲み会で20歳の若造達が論議に華を咲かせると、口論気味になるのはよくあることなので、皆一息つく事で事態は収まりました。

人それぞれ気持ちの度合いは違う

時は流れて現在。仕事でも同僚や後輩が自分なりに真剣に悩んだり迷ったりしています。こちらからしてみればとても些細な事。

もし私に同じことが降りかかっても別に気にも留めないでしょう。

ただ学生時代からの経験上、人に「思い悩む事じゃないよ。気楽に行こうよ」というセリフは極力しないように心掛けています。

なぜなら、同僚や後輩はその人なりのステージで悩んでいるはず。第三者の気休めは余計傷つけるだけだと感じるからです。

自分の子供だって子供なりの疑問や課題や悩みがあるわけで、気休めや必要の無い助言はいらないと思うのですよ。

子供がやってほしいことは、全部を聞き出して欲しい。親に上手く行かない理由や背景、どうして悩むのか?どうしてイライラしているのか。

その部分をじっくり聞いて欲しいんじゃないかと私は思っています。

最後に

言葉は「言霊」というくらいなので、相当な力を秘めているのでしょう。心温まることもあれば、強烈に人を傷つけることも。

また、意図している事と逆のことも起こりえる。

そうなると本意ではないことがとても悲劇なので、文字を使う事が多いこんな時代だからこそ、違う捉えられ方をしないように工夫しなきゃと思います。

今回記事を書いてみて振り返った自分の人生の一部。結構、鍛えられた部分もあったんだな〜と。けど大分忘れちゃってました(汗)

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