少し前に会社の上司から言われたことがあります。
そう思わないか?
さすがに否定できる立場になかったので
「た、たしかにそうですね・・・」で、まるく収めました。
ただ、上司の言った「ずるい」と感じる人は一定数いるようです。
「制度に共感できない」と。
一方見方を変えてみると、金銭面の調達不足で「伝統文化などを活性化させることができない自治体」もあるわけです。
そんな自治体だけにフォーカスしたのが「ふるり」というサイト。
- 岐阜県美濃加茂市:女性が輝ける町を目指したプロジェクト
- 愛知県岩倉市:からくり人形の応援プロジェクト
- 群馬県富岡市:富岡シルクの再復興プロジェクト
一度ふるりのプロジェクトを見てみてください。
手探りの中伝統を残していこうと考えている自治体は、まだまだ沢山ありますので。
参考ふるり
制度に共感できなくても、自治体の思いに共感はできるのでは?
上司がふるさと納税を「ずるい」と言った理由を並べてみる
上司との話の中でいくつか論点は変わりましたが、彼がいいたいことは概ね3つ。
1.寄付しているのに「お礼」があるのはずるいし、もらうのもずるい
2.自分の住んでいる場所の住民税がへって、寄付先の自治体に移るのはずるい
3.ふるさと納税のやり方を知っている人だけが得するのはずるい
では、ひとつずつ当時の内容を振り返ってみます。
ふるさと納税で寄付しているのに「お礼」があるのはずるい。それをもらうのもずるい。
上司の言い分はこうです。
どうやら上司は「お礼の品」の存在がひどく気に入らないようでした。
「確かにお礼目当てで寄付する」という好意だけみると、品がないように思います。
ただ、お礼をもらうことで自治体の魅力に気づけることも事実。
あとは食べたり飲んだりって本当に「現地に一度足を運んでみたいと感じるきっかけ」にもなるんです。
返礼品だって、光と影がある。
それを見失わないようにしたいものです。
「お礼をもらえる」ということをきっかけにして、日本人が制度を知れる。
そう広い目で見れば、上司も多少すっきりするんじゃないでしょうかね?
例えば、ふるさとチョイスで取り扱っている「広島から全国へ!殺処分0に」のプロジェクトです。
目標額は10億円らしいですよ。
すでに3億8千2百万円を超える寄付が集まっているんです!
この支援プロジェクトのお陰で劇的な殺処分減少がおきています。
テレビや新聞でも、大きく取り上げられていたのは有名です。
2011年は2,342件だったものが、2016年はついにゼロ件へ。
間違いなく、ふるさと納税の光の部分だと言えるでしょう。
自分の住んでいる場所の住民税がへって、寄付先の自治体に移るのはずるい
住民税が減れば当然のごとく、サービスの質も下がる可能性があります。
上司はこれを嫌がったんでしょうね。
気持ちはわからなくもありません。
ただちょっと待って下さい。
寄付をして減税処置を受ける行為は、ふるさと納税の制度以前からある「寄付金控除」に該当します。
参考国税庁
ふるさと納税として寄付せず、「普通に寄付」をすればで寄付金控除として、所得税+住民税の減税処置は受けれるんですよ。
減税処置をうけることができる対象団体は限定されますが、ひとまずできます。
同じことができるじゃないですか
たぶん上司は「寄付金控除」を知らないだけかと・・・。
ふるさと納税のやり方を知っている人だけが得するのはずるい
冒頭にも書きましたが、そもそも税制というのは申告した人だけが恩恵をうける性質のものです。
得だとか損だとかいう尺度の話ではありません。
当然ながら国は全力で、国民に知らしめる努力をする前提ですけどね。
上司も色々と不勉強ですが「もうちょっと勉強すればいいのに」と思ってしまいます。
55歳の独身で年収800万はあるでしょうから、ふるさと納税の計算式から割り出せば「12万9,000円」程度は税金が安くなってお礼もくるのに。
ふるさと納税のやり方・手続き方法!全仕組みと始め方まとめ2020
ふるさと納税の手続き方法について簡単3ステップで紹介しています。
上司のずるいと感じたまとめ
確かにお礼合戦になっているのは否めません。
その中で取り残されている「本気で地元を活性化したい!」という自治体もあるわけで。
- ふるさと納税は「ずるい(やったもん勝ち)」は、事実だけども、その上で国の制度であることも、事実。
- そもそも税金の制度というのは、知っている人だけが有利なもの。
- 地方活性化を本気願っている自治体だけから「ありがとうございました!(お礼)」ならどうか?
3番目の「地方自治体を活性化するプロジェクト」を軸にしている、ふるさと納税サイトが「ふるり」です。
- 岐阜県美濃加茂市:女性が輝ける町を目指したプロジェクト
- 愛知県岩倉市:からくり人形の応援プロジェクト
- 群馬県富岡市:富岡シルクの再復興プロジェクト
これもふるさと納税だからこそ、寄付金が多額にできること。
一度ふるりのプロジェクトを見てみてください。
参考ふるり