豪雪地帯の新潟県妙高市(旧新井市)に古くから伝わる香辛調味料「かんずり」。
3年の月日をかけてじっくりと作られる「かんずり」は、これからの寒い時期にぴったりな唐辛子の発酵香辛調味料です。
世界各国唐辛子の調味料の中で、麹で発酵させる調味料はこの「かんずり」だけで、そして製造できるのは全国でもここだけ。
西の柚子胡椒、東のかんずりと言われるほど、代表的な香辛調味料です。
見た目のわりに、マイルドな辛さで、深い甘みとゆずの香りがさらに食欲をそそります。
その「かんずり」を実際に食べてみました。
ふるさと納税サイトで詳細をみる
さとふるhttps://www.furusato-tax.jp/product/detail/15217/13375
『かんずり』とは?
国産の唐辛子100%使用に、国産の米糀、柚子、塩を加え、三年間熟成・醗酵を繰り返し造られた旨味のある香辛調味料です。
添加物は一切使用されておらず、発酵も止めていない自然食品です。
![](https://starmetro.info/wp-content/uploads/2018/11/2018-08-01_10h45_21-100x100-60x60.jpg)
『(有)かんずり』→『(有)のんずり』と読んでいました…すみません
伝統を感じさせるロゴに、「かんずり」に対する情熱と思いが伝わります。
![](https://starmetro.info/wp-content/uploads/2018/11/d9dfa745e07b693255c38a9d663f707e-1-640x442.jpg)
※写真 上越タウンジャーナルより
「かんずり」を味付けに使用したポテトチップスも出るほど新潟ではメジャーな香辛調味料!!
実際食べてみた
まずはそのまま
豆板醤みたいに、ピリッとくる辛さではなく、後からじわじわくる感じ・・・
優しい辛さです。
納豆に合わせてみました
ゆずの香りがふわっとして美味しい!
主張し過ぎず、全体をまとめてくれる感じ。
鍋焼うどん編
うどんに合う!!
そして、お出汁にすーっと溶けるので、塊があって不意に唐辛子が喉に貼り付いて「カッ」ってなりません。笑
マヨネーズ×かんずり編
マヨネーズを合わせてみました。
これがまた上手い!!
唐辛子入りのチーカマ知ってます?
それに似た感じです。
チーズっぽいコクが出ます。
私は野菜と焼いた油揚げのディップにしてみましたが、パスタソースにしても美味しいと思います。
![](https://starmetro.info/wp-content/uploads/2018/11/2018-08-01_10h45_21-100x100-60x60.jpg)
このかんずりは、ちょっと入れるだけで、甘みも辛味も旨味も整います。そして、発酵食品でもあるのです。妊活的には最高な調味料と言えるでしょう。
「かんずり」に合う料理を勝手にランキング!15選
1位、湯豆腐
かんずりの美味しさが引き立つのは、湯豆腐だと思います。
冷奴でも美味しいですが、体も温まる湯豆腐と芯からポカポカにしてくれるかんずりのコラボレーションが私は好きです。
2位、焼き鳥
地元の焼き鳥店には、だいたい「かんずり」が置いてあります。
ゆずの香りが、鶏肉の脂をさっぱりさせてくれます。
3位、ブリしゃぶ
海鮮にも良く合います。
もみじおろしみたいな感じで、ブリにちょっと乗せて食べると美味しいです。
4位、牡蠣
私が牡蠣好きっていうのもあるんですが、笑
これもまた合うんですよ、かんずりが!ほんとに。
5位、寄せ鍋
間違いない!
6位、餃子
けっこう油ものもいけるんですよ!
マイルドに溶け込むんですよ、餃子に。
ラー油に飽きちゃった方は、是非どうぞ。
餃子たくさん食べれますよ!
餃子のお店にかんずり置いたら、ついつい進んじゃって、餃子一皿多めに食べちゃうんじゃないですか?笑
7位、ジンギスカン
お肉との相性も抜群!
多めにかんずりを付けて頂いちゃってください。
8位、揚げ出し豆腐
これも!これもいいんですよ!
豆腐とも油とも相性がいいですから。美味しそうでしょ?
9位、ラーメン
どのラーメンでも合いますが、個人的には魚介系のさっぱりしたスープに合わせるのが好きです。
10位、炊きたての白いご飯
新潟と言ったら『米』でしょ!
米に合わないはずがない!
シンプルイズベスト!
![](https://starmetro.info/wp-content/uploads/2018/11/1440136721-640x480.jpg)
※写真「ラクシュンダイニング ザイアン」より
11位、白子の天ぷら
白子のまろやかな旨味にも、このかんずりが合います!
記事書いてるだけで、よだれが出そうです。
12位、きゅうりの浅漬け
きゅうりの浅漬けにちょっと乗せてみて、頂いてちゃって下さい。
日本酒、焼酎に合います。
止まらなくなります。ご注意を!笑
13位、うどん
蕎麦にも合うんですが、うどんの方が辛味と香りが引き立って美味しいです。
14位、パスタ
先ほど紹介した、「マヨネーズ×かんずり」をパスタに絡めると明太子クリームパスタみたいで美味しいですし、トマト系のソースの隠し味に。
またペペロンチーノの唐辛子の代わりにもできます。
15位、おでん
和がらしの合間に、かんずりで食べてみた下さい。
また、アクセントがあって、お箸が進みますよ!
![](https://starmetro.info/wp-content/uploads/2018/11/2018-08-01_10h45_21-100x100-60x60.jpg)
酒盗セットにするなら
ふるさと納税の返礼品で、「かんずり」だけのセットと、「酒盗(しゅとう)」と「かんずり」セットの2種類があります。
酒盗は、カツオ内臓とかんずりを合わせたもので、珍味で美味しいです。
イカの塩辛やタコわさが好きな人は、きっと「かんずり酒盗」も好きですよ。
寄せ豆腐に合わせてみましたが、さっぱりとした大根おろしの方が合いそうです。笑
タコわさみたいな感覚で食べれます。
日本酒が合うと思いますよ。
かんずりができるまで
唐辛子の収穫
かんずりは、地元産のとうがらし、糀、柚子、食塩を原材料に作られます。
自社栽培と妙高市の契約農家から栽培した、大きく実厚で辛さに「深み」と「旨味」がある唐辛子を使用します。
傷がついた唐辛子は腐りやすくなるため、一本一本丁寧に収穫します。
そして、たっぷりの水で洗い、虫・傷みなどを取り除くため、丁寧に選別し、天然海水塩で塩漬けにします。
雪さらし
秋に塩漬けされた唐辛子を、大寒の日(1月)からだいたい3〜4日雪にさらします。
雪にさらす事で、唐辛子の強いアクを吸い取り、塩抜き効果と共に「辛味」がやわらかくなるんだそうです。
雪に埋もれた唐辛子を掘り出します。(1メートル近くも掘起す事もあるんだそうです・・・)
大変な作業です。
その掘り起こしをした唐辛子を洗浄し、元仕込みの工程に入ります。
元仕込み・発酵
雪さらしした唐辛子に、糀、柚子、食塩を加えて、ここから長い熟成・醗酵に入ります。
毎年6月〜7月に「かんずり」の樽を一本一本手返し(空気を入れて醗酵を促す作業)をします。
気温が上昇する8月前にすることにより、醗酵をより一層促すのだそうです。
寒ざらし
初雪が降る頃、商品になる一歩手前の仕込み唐辛子は『寒ざらし』の行程に入ります。
写真のように樽を外に運び出し、冬場外に置くことにより、この上に雪が積もり、零℃の自然冷蔵庫となるわけです。
唐辛子を引き締め、味を引き締め、より一層マイルドな味に仕上げるためです。
仕込みに足掛け4年間、年に1度の手返しをし、じっくりと熟成醗酵をさせて、ようやく完成品となります。
![](https://starmetro.info/wp-content/uploads/2018/11/2018-08-01_10h45_21-100x100-60x60.jpg)
日本テレビ『満点☆青空レストラン』でも紹介されましたので、気になる方は↓も是非みてみてください。雪ではしゃぐ大輔さんと、ゲストはクリス松村さんの回です。笑
http://www.ntv.co.jp/aozora/location/2012/01/post-118.html
唐辛子自体の辛さや酸味は、天候によって毎年異なるので、仕込む段階でできるだけ均一の味になるように、その年の唐辛子の味に応じて原料の配合比を、多少変えているそうです。
なので、リピーターさんの中には「今年のは辛い」と気づく人もいるそうですよ。
なんだか、ボージョレ・ヌーボーのように、『毎年の出来を評価する』という楽しみ方もできそうで、ロマンを感じます!
![](https://starmetro.info/wp-content/uploads/2018/11/IMG_204B791D3084-1-360x640.jpeg)
※かんずりfacebookより
かんずりを越後妙高から世界へ!
かんずりは世界にもファンが多い!
注目の辛味調味料なのです。
新潟県妙高市はこんなところ
新潟県妙高市は、長野県に隣接する、国内有数の豪雪地帯です。
最深積雪は362㎝(昭和59年)で、豪雪地帯対策特別措置法により特別豪雪地帯に指定されているほど。
一晩で雪が60㎝積もったりするんですよ。
自分の車を出すにも一苦労です。(汗)
そして、食材にも恵まれている新潟県。
日本海で取れた新鮮な鮮魚、綺麗な水と土地で育てたれた米や日本酒、自然豊かな山で採れた山菜や高原野菜など、美味しいものに普通に囲まれて育っていますので、新潟県人は舌がとても超えています。
そんな新潟県民が誇る『かんずり』の生産地は、積雪地帯らしく、春夏秋冬の四季の移ろいがとても明確で、景色の変化に富んでいます。
環境省で実施している「国立公園満喫プロジェクト」
日本の国立公園を「世界水準のナショナルパーク」としてのブランド化を図る目的として発足されています。
その中で、妙高市の妙高山や火打山も範囲といなっている「妙高戸隠連山国立公園」も紹介されています。
そんな自然豊かで、過酷な冬を乗り越える美しい妙高市の伝統調味料「かんずり」、是非ご賞味下さい。
ふるさと納税サイトで詳細をみる
さとふるhttps://www.furusato-tax.jp/product/detail/15217/13375