長野県は、全国2位の出荷量を誇るリンゴの名産地。
長野県オリジナル品種で、特に人気なのは『りんご3兄弟』と言われるこの3つです。
・秋映(あきばえ)
・シナノゴールド
・シナノスイート
今回、その中の1つの長野県小布施町の林檎『シナノゴールド』を食べてみました。
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/20541/295395
シナノゴールドの特徴
果汁が多く、糖度が14~15%程度と高めですが、酸味がしっかりと支え、甘みと酸味のバランスがとても良いリンゴです。
果実の大きさは、350g程度と大きいです。
シナノゴールドは、「ゴールデンデリシャス」と「千秋」を掛け合わせた黄金色の皮が特徴のりんご。
収穫時期は長野県で10月上旬、青森県では11月頃まで。
旬の時期は10月中旬から12月ごろまでですが、シナノゴールドは保存性も高く、低温化で貯蔵されたものは2ヶ月から3ヶ月後まで出荷されているようで、年明け2月頃まで出回ります。
また、シナノゴールドは、果肉が硬めなので、加熱調理しても崩れにくく、お菓子用としても適しています。
実際に食べてみました
おお〜
金色に輝いてます 笑
まず大きは、大きめですが、長野県オリジナル品種の『りんご3兄弟』の一つ、シナノスイートよりも小さいです。
切ってみました。
水分量が多いので、すぐにジュワ〜っと果汁が表面に浮いてきます。
ほらね!溢れてくる!
ちょっと、梨っぽい。
かじってみました。
カリッと硬めの音がします。
甘いけど、酸味があるので、糖度が高い割にサッパリとした爽やかな感じです。
柑橘系のさっぱりとした香りがします。
芯あたりに蜜はなく、りんご全体が均一に甘いという感じ。
そして、ジューシー。
実は硬いのに、かじると果汁が溢れてきます。
すりつぶして食べると、もっと甘く感じますよ!
美味しいシナノゴールドの選び方
・黄色の中に赤い細かな点々模様が出ている物
・ヘソが割れている
・表面がベタベタしている
この3つがポイント!
点々模様は、バナナの熟した感じと似てますね。
甘みが増してくると、表面がワックスみたいにベタベタしますが、甘い証拠だそうです。
りんごの『油あがり』
りんごの表面がベタベタと油っこくなっているのは、りんごが熟するにつれて果実の部分にリノール酸とオレイン酸という脂肪酸が増えてきて、皮に含まれているノナコ酸やメリシン酸などの固形物質を溶かす事によって生じる現象です。
これらの物質には害はなく、中でもリノール酸とオレイン酸は不飽和脂肪酸と言われ、特にリノール酸は、オメガ6系の体内で作れない油ですので、食物から補給しましょう。
『油あがり』と呼ばれる現象は「つがる」や「ジョナ・ゴールド」・「千秋」などに多く見られ、よく熟して食べ頃の証でもあります。
ヘソの奥はどうなってるのか?
気になってのぞいてみました。 笑
割れてる内側にもちゃんと薄い皮があって、そのまま果実っていうわけではないみたいですね。 笑
りんごを使った料理
りんごx豚肉の組み合わせはイタリアでも定番の肉料理のひとつ♪
シナノゴールドは、今イタリアでも注目のりんごなのです。
定番のアップルパイ
実がしっかりしてるシナノゴールドで作ると食感も楽しめていいですね!
りんごのコンポート
煮崩れしないシナノゴールド。
お水をいっさい加えずレモン汁とりんごの水分だけで作るので旨味たっぷり。
基本、お砂糖はりんごの25%ぐらいが目安だそうですが、糖度の高いシナノゴールドならお砂糖少なめで体に良いコンポートができそうですね。
りんご飴、なんだか懐かしいですね。
大人風の「りんご飴」みたいな感じで、ハチミツやメープルシロップで作った金色の水飴にシナモンを加えて、シナノゴールドに絡めると、ちょっと上品なりんご飴になりますね!
りんごケーキ。
さっぱり柑橘系の酸味があるシナノゴールドで作れば、たくさん食べれそうですね!
りんごジャム。
糖度が高いので、ジャムには最高ですね。
その際、気をつけてください!甘みに白砂糖やグラニュー糖を使うと血糖値が急激に上がりやすく、逆に頭がぼーっとしたり、急にお腹が減ってきてイライラする原因になります。
ハチミツやきび糖などの自然なものを使いましょう。
長野県小布施町はこんなところ
小布施町は長野県の北東に位置し、「栗」「りんご」「ぶどう」が有名です。
また、12の美術館・博物館があります。
葛飾北斎をはじめとする歴史的遺産を活かした町づくりで人気を呼び、今や北信濃地域有数の観光地として認知度も高くなっています。
葛飾北斎が、晩年に小布施町に4年間在住したことから、小布施町民で北斎の作品を所有する方がいたそうです。
しかし、海外での北斎人気から作品の流出に危機感を抱いた小布施町は、作品を町民から買い上げたり貸与を受けるなどして、1976年に美術館「北斎館」をつくりました。
※小布施観光パンフレットより
北斎(ほくさい)が愛したこの町は、浮世絵師の高井鴻山(たかいこうざん)や俳諧師の小林一茶(こばやしいっさ)など、詩文・書画など風流にたずさわる人が訪れた地としても知られています。
特に岩松院の天井に描かれた北斎作の「大鳳凰図」は八方睨みの鳳凰としても知られ、長野県を代表する観光スポットの1つです。
小布施駅から徒歩12分ほどの場所に「北斎館」があります。
世界的にも有名な浮世絵師である葛飾北斎の肉筆画が展示されている美術館です。
展示を見るだけでなく、ミュージアムショップではオリジナル商品の購入もできます。
小布施駅からは、徒歩で30分ほどと距離がありますが、葛飾北斎の晩年の大作である「八方睨み鳳凰図」で有名なお寺「岩松院」があります。
1846年の作品、岩松院の本堂の天井いっぱいに描かれた「八方睨み鳳凰図」、当時のまま残っています。
21畳もの大きさの天井画は、どこから見ても自分が睨まれてるように見えるらしいですよ。
小布施には江戸幕府の幕府領として、代官所が置かれていた歴史があります。
風情ある街並みに、おしゃれなカフェがたくさんあって、栗・りんご・地酒・味噌・蕎麦、ここでしか味わえない「食」があります。
オープンガーデンや、テラス、整備されたお庭、古民家カフェ、整理券が出るほどの人気のモンブラン、カフェ巡りだけでも1日終わっちゃうような素敵なお店がたくさんあります。
また、小布施の工房・美術館・酒造では、体験・見学ができます。
落ち着いた時間を過ごせる美術館や古いお寺など、小布施のアート探訪も魅力的です。
四季折々の息遣いを感じられる「今」が旬の「生きた町」北信州、小布施。
そんな街で育った長野県の林檎『シナノゴールド』のふるさと納税サイトはこちらから
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/20541/295395